口元のたるみのメカニズム

口の中に指を入れてたるみを伸ばす女性

 

顔の下半分の口元のたるみは、若々しさや美しさに大きく影響を及ぼします。小鼻の両端から口角に八の字に刻まれる「ほうれい線」、両方の口角からあごに向けて刻まれる「マリオネットライン」は、一気に老けた印象になっていしまうため、女性にとっては大きな肌悩みですよね。

 

 

ほうれい線やマリオネットラインはしわだと認識している人が多いのですが、実は口元のたるみが原因です。「二重あご」も口元から首にかけてのたるみが原因で起こります。これらのたるみは、加齢や紫外線のダメージなどによる、肌のハリ・弾力を支えているコラーゲンの減少・筋肉の衰えが原因です。

 

 

皮膚の断面図

 

 

私たちの皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層で成り立っています。厚さがわずか0.2mmほどの表皮は体内から蒸散する水分を防いで肌のうるおいを保ち、厚さ約2mmの真皮には、コラーゲンが網目状に、その間には補強役としてエラスチン、ヒアルロン酸が隙間を埋めることで肌のハリ・弾力を支えています。

 

 

コラーゲンやエラスチンは「線維芽細胞」から生成されていますが、年齢とともに生成されなくなってしまうために肌のハリ・弾力が失われ、しわやたるみができてしまいます。

 

コラーゲンの減少を防ぐスキンケア

コラーゲンたっぷりのイメージ画像

 

口元のたるみケアに、コラーゲン入りのスキンケアアイテムを取り入れている女性も多いと思いますが、コラーゲンは分子が大きいので表皮には浸透しません。コラーゲンの減少を防ぐためには、コラーゲンを生成している「線維芽細胞」を活性化させることです。コラーゲンの減少を防ぐためには、次の成分が配合されているスキンケアアイテムを選びましょう。

 

●レチノール

 

●ビタミンC誘導体

 

●ナイアシン(ビタミンB3)

 

●ポリフェノール

 

線維芽細胞を活性化させる代表格である「レチノール」は高い効果が期待できますが、肌への刺激が強いため注意が必要です。

 

コラーゲンの減少を防ぐ食生活

たくさんの果物&野菜

 

コラーゲンが含まれている食材や飲料を摂取しても、体内でアミノ酸に分解されてしまうため、そのまま真皮のコラーゲンになることはありません。コラーゲンの減少を防ぐためには、体内で発生する活性酸素を除去する「抗酸化作用」のある食材を積極的に摂り入れましょう。

 

 

体内で活性酸素が増えると細胞を酸化させて、老化を加速させる原因となります。私たちの体にはもともと抗酸化作用は備わっていますが、紫外線・ストレスなどが原因で活性酸素が急増すると、それに対応することが難しくなり、たるみ・しわ・肌荒れなどの悪影響が及ぼされます。

 

●ビタミンA 鳥レバー・豚レバーなど

 

●ビタミンC 果物・野菜類

 

●ビタミンE ナッツ類・大豆など

 

●ポリフェノール 赤ワイン・ブルーベリーなど

 

肌をつくる土台でもある、良質なたんぱく質も十分に摂ることが大切です。肉類・魚類なども意識してしっかり食べるように心掛けましょう。